2022年5月12日木曜日

人権講演会がありました

 5月12日(木)の6時間目と7時間目に、人権講演会を行いました。

障がい者理解に関する内容で、嵯峨根 望(さがね のぞむ)さんを講師にお迎えして「僕の宝物」というテーマでお話をしていただきました。

生徒に語り掛ける嵯峨根望さん

嵯峨根さんは生まれつき両足に障がいがあり、義足で生活をしておられますが、宝物はご自身の足だそうです。嵯峨根さんの足は、左足はひざまで、右足はひざ上までしかありません。それより下は義足です。その足のおかげでもちろん苦労をされてきました。小学校のときはロボットのような歩き方だとからかわれました。ガソリンスタンドのアルバイト時代には歩き方が不自然で、スタンドのマイナスイメージになるからと辞めさせられそうになったこともあったそうです。

転機になったのは中学2年の夏休みに泊まりに行った友人宅でのできごとでした。暑さに耐えかねた嵯峨根さんは「義足外してええかな?」と言うと、そのお友だちは「やっと見せてくれるんやな」と答えました。そのときに義足を隠す必要はないと思えるようになったそうです。コンプレックスを隠してもいいけれど、いつか受け入れられる日がやってくる。というのが嵯峨根さんのおっしゃるところです。

講演後に質問をする生徒

東京パラリンピックにシッティングバレーの日本代表として出場されたときの話もしてくださり、終始楽しく明るくお話をしていただきました。講演を聞いた生徒たちにも、嵯峨根さんの語り掛けが印象深く残ったものと思います。(2組担任)

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